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トップ  >  景観・まちづくり新聞  >  Vol.12(2012/1)  >  大辺路の保全と顕彰活動=熊野古道大辺路刈り開き隊

大辺路の保全と顕彰活動=熊野古道大辺路刈り開き隊


大辺路ガイド

古道保全活動

 

 熊野古道は平成16年(04年) に「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれるかたちで、「文化的景観」として

ユネスコの世界遺産に登録されました。

もっとも、古道すべてのルートが登録されているわけではなく、とくに田辺市から那智勝浦町にかけての

海沿いの長大なルートである大辺路は、全体の一割に満たない10kmほどが登録されているにすぎません。
 これは古道の多くが、鉄道や自動車道用地になって分断されたり消滅してしまったり、文化財指定に

土地所有者の了解が得られなかったりしたためもありますが、和歌山県では、

その世界遺産の保全管理計画の中で、

古道など文化財の世界遺産追加指定に向けて努力する旨の方針を掲げています。
熊野古道大辺路刈り開き隊(上野一夫代表)は、世界遺産指定以前から個人的に大辺路ルートの調査を

行っていた人々が集まって平成15年(03年) に結成されました。それ以来、

今日まで「道はつながってこそ価値がある」をモットーに、

古老からの聞き取りや古地図などを参考に、草むして場所さえわからなくなっていた古道を発掘したり、

案内看板を建てたりして、古道ルートをつなげることに専念してきました。現在のメンバーは31名で、

居住地も和歌山市から三重県尾鷲市まで広範囲にわたっています。

ぼ確定された現在では、定期的な道の保全作業や古道ウォーカーのためのガイドの他に、

古道の顕彰活動にしだいに重点が移って来ています。
大辺路の特徴である豊かな照葉樹林や海岸風景、そして沿道の歴史や文化の広報活動などがそれです。
 地元の学校や修学旅行で大辺路を訪れた生徒たちを対象とした教育目的の古道ウォークや道普請体験、

自然観察会などの開催に加え、他地域の古道関連団体との連携、

世界遺産追加指定に向けた調査活動の協力も積極的に行っています。
 また最近では、明治中期まで大辺路と中辺路をつなぐ重要物流ルートであった旧古座街道の全容を明らか
にすべく、調査活動を始めていますが、

司馬遼太郎の「街道をゆく」シリーズ中、たいへん人気の高い古座街道の近い将来の観光活用が期待されています。

 

高校生対象の磯の自然観察


 

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